被災地支援短期派遣ボランティア活動報告

ap bank Fund for Japanでは、石巻専修大学を拠点にして、
震災直後からさまざまなボランティア活動を行いました。

震災直後、被災地の行政、NPO、被災者の方々と話をしてわかった事は、
今回の震災の被害はこれまでにない程広範囲で甚大であったため、
復旧をリードする行政機能にも多大なダメージがあり、
被災現地には支援ボランティアを受け入れる余力が乏しいということでした。
そこで、ap bankはスタッフで行っていたボランティア活動を拡大し、
100名以上が滞在可能な仮設テントや仮設トイレを
当時、多くのボランティアが滞在していた宮城県石巻市の石巻専修大学へ設置・運営し、
活動拠点づくりなども進めながら、国際協力NGOピースボートとの相互協力のもと、
一般の方からも支援活動に従事するボランティアを広く募集しました。
また、想いはあっても、仕事のために平日の長期間にわたるボランティア活動への
参加が難しい方を対象に週末の短期間ボランティアプログラムを設け、
初めてボランティア活動に参加する方に事前に説明会を開くなど、
多くの方々がスムーズにボランティア活動に参加できるように仕組みを整えました。


東京でのボランティア説明会

石巻専修大学を拠点として2011年4月8日の第1陣からスタートし、大学の授業再開に伴い、 第14陣からは別途石巻市内に屋内拠点を構え、拠点の面積の都合上、 規模を縮小しながらも、第20陣まで派遣を続けました。


石巻専修大学に設置した仮設テント


空きテナントを活用した活動拠点

派遣人数(出発日・人数)

市街地まで広範囲に津波の被害を受けた宮城県石巻市にて 2011年9月9日まで、計20陣(うち第19陣のみ台風接近により派遣中止)延べ1,448名のボランティアの方々が、津波によって打ち寄せられた泥の清掃活動を中心に支援活動に従事しました。