ap bank 東北ボランティアプログラム

ボランティアレポート

雄勝町廃校再生プロジェクトを主催された
公益社団法人 Sweet Treat 311の油井元太郎さんよりボランティアレポートをいただきましたので、ご報告します。

本プロジェクトは、以下3点を目的として2013年4月13日(土)〜14日(日)、
宮城県石巻市雄勝町にて開催されました。

1. 1年後にオープンを見据える桑浜小学校の校舎の内外に広がった土砂の搬出、清掃作業を行う
2. 雄勝町の人に「全国には雄勝の応援団がこれだけいる」ことを知っていただく
3. みんなで学校を作り上げる意識を全体で共有する

4月13日(土)の朝渋谷を出発、夕方6時頃雄勝町に到着し、
宿泊先の旅館でホタテや銀鮭といった雄勝特産の海の幸を堪能しました。
お互い初対面の間柄ながらも、「今回なぜ参加したのか」
「普段はどのような仕事をしているか」などの話で盛り上がり、
翌日の作業に向けて十分にコミュニケーションをとることができた様子。
過去に雄勝に来たことのある方は、雄勝町の魅力や何度も雄勝に来る理由を話されていました。
また、活動の舞台となる桑浜小学校の卒業生の方もお見えになり、
昔の学校の思い出話なども語っていただき、とても有意義な時間となりました。

翌日、まずは準備体操を行い心と体を十分に温めてから作業開始。
大きく4つのグループに分かれ、「土砂搬出」「校舎裏の側溝の土砂搬出」
「畑づくり」「校長住宅および多目的室のそうじ」といった作業内容になりました。
校舎裏の水路には50センチほどの高さの土砂が溜まっていましたが、
スコップと一輪車で搬出した結果、わずか半日で水路に水が流れるようになり、
数年ぶりに水路が復活し、地元の方々は感動されていました。

教室にも多くの土砂が入り込んでいたため、スコップや万丈かご、一輪車を使って搬出。
大変な力仕事をすることでやる前と後との成果が目に見え、
皆さん楽しみながら作業をしていました。
地元の方々も作業を一緒にしながら、また休憩時間には交流も生まれ、
学生や社会人、地元の人など、様々なバックグラウンドをもった人たちが交わることで、
普段静かな廃校にも活気が湧いたようでした。

14日(日)の12時に作業終了。各作業グループからの成果報告として、
どのような作業をしたか、校舎にどんな変化があったかなどを発表しました。
全体で集合写真を撮り、最後は地元の人も交えての昼食会で締めくくりました。

重労働で疲労感を感じながらも、皆さん達成感にあふれ
「すごくいい経験ができました」「疲れたけど楽しかったです」
「みんなで協力して作業すると楽しい」「また学校づくりに関わりたい」
といった感想を口々にしていました。