ap bank 東北ボランティアプログラム

ボランティアレポート

杜の都チームドルフィンドリーム(岩手県宮古市)さんに参加したボランティアの佐藤涼子さんにお話を聞いてきました。
(記事:ap bank東北ボランティアプログラム事務局スタッフ)

スタッフ :
今回ドルフィンドリームさんのボランティアへ参加して頂きましたが、どちらにお住まいですか?
佐藤さん :
千葉県千葉市から参加しました。
スタッフ :
お仕事は何をされてますか?
佐藤さん :
メニューやポスターを作成する仕事です。
スタッフ :
参加した2日間(火水)は仕事を休んでの参加だったのですか?
佐藤さん :

はい、有休を取得して参加をしました。

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スタッフ :
なぜap bank Fund for Japan(以下apFJ)を通じて参加しようと思ったのでしょうか?
佐藤さん :
たまたまFacebookで参加情報を見て、また今までもap bankのボランティアには興味があってサイトを見ていたのですが、内容とか日にちを見るとなかなか自分が参加出来る事が難しかったのですが、今回は内容や日にちが合ったので参加しました。
スタッフ :
それでは元々apFJが行ってる活動は以前から知っていたのですね?
佐藤さん :
はい、知ってました。
スタッフ :
では、ap bank fesにも参加した事もありますか?
佐藤さん :
してました。
スタッフ :
それではap bank fesを通じてap bankの活動やapFJの活動を知ったのですか?
佐藤さん :
はい。
スタッフ :
2011年3月11日以降に自分の意志や何かの活動で被災地に行かれたことはありましたか?
佐藤さん :
無かったです。
行きたいという気持ちはありましたが、そういう活動もした事がなく、危険だったりするのかなと思ったり、なかなか踏み出す事が出来なかったです。
スタッフ :
では今回初めて行かれて、TVや雑誌などで見ていた被災地と今回行かれた時の被災地を比較してどう思いましたか?
佐藤さん :
(行った所(岩手県宮古市)はキレイに整地されてて、誰かにそう言われなければ分からないぐらい、元々こういう土地だったのかなと思いました。
でも海岸線にあった家などは全部更地になっていましたが、瓦礫などは特に見なかったです。
スタッフ :
ドルフィンドリームで佐藤さんがやられた事を教えてください。
佐藤さん :
(ドルフィンドリームの)外久保さんが行うマッサージの受付や、会場のお掃除などのお手伝いをしていました。
場所は商店街が貸し出してる10人以上が入れるコミュニティスペースでした。そこでは普段みなさんが集まって手作りの小物を作ったりもしているようです。
スタッフ :
(参加された時は)コミュニティスペースはドルフィンドリームさんだけだったのですか?
佐藤さん :
いえ、その時も一緒(手作りの小物)でした。
スタッフ :
活動は朝からだったのですか?
佐藤さん :
1日目は(午前移動なので)お昼からで、2日目は朝からでした。
1日目はそのコミュニティスペースで行い、2日目は仮設住宅に行き、活動を行いました。
スタッフ :
それでは2日目は仮設住宅で訪問マッサージだったのですか?
佐藤さん :
いえ、仮設住宅に住んでいる人がよく集まるスペースで行いました。
スタッフ :
1日目は何人ぐらいの対応をされたのでしょうか?
佐藤さん :
15、6人です。そのスペースには常に人が出入りしてまして、いろんな人が情報交換をしている感じでした。
スタッフ :
それではマッサージとか小物作りに参加しない人も自由に入れて、みんなの社交場のようなスペースなんですね。
佐藤さん :
そうだと思います。
スタッフ :
2日目は何人ぐらいの対応をされたのでしょうか?
佐藤さん :
2日目は20人ぐらいでした。
スタッフ :
では1人に対してのマッサージ時間は結構長かったのですか?
佐藤さん :

いえ、マッサージの時間は10〜15分ぐらいです。

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佐藤さん :
2日目の午前中は他の参加ボランティアへのハンドケア講習があり、午後は仮設住宅に住んでいる方へマッサージを行いました。
私は受付やお茶出しなどのお手伝いをしていました。
スタッフ :
佐藤さんが行かれた時、ドルフィンドリームへのボランティア参加者は何名ぐらいでしたか?
佐藤さん :
2日目は4名でした。
スタッフ :
年齢は同世代が多かったですか?
佐藤さん :
いえ、20代から50代と幅は広かったです。その中の2人は何回も参加されてるようでした。
スタッフ :
apFJのボランティアに参加する前に他の団体さんの活動に参加された事はありましたか?
佐藤さん :
ap bank fesでA SEED JAPANが行っている活動に参加した事がありました。
他にはすごい前になるのですが、障がい者マラソンの誘導員などを行いました。
スタッフ :
被災地での活動は今回が初めてだったのですか?
佐藤さん :
はい。
スタッフ :
当時から約2年経過して行かれた際の現地の印象などの変化はどうでしたか?
佐藤さん :
平日の昼間だったので、お年寄りが多く静かな印象でした。
でも(震災前の街も知っている)外久保さんに街を案内して頂いた時に、元々静かな街だったとも言っていました。
あと海を見に行った時にハンドケアのボランティアの方に「海見た?」と言われた時に、本当にすごい綺麗な所だったので「綺麗でした。」と言ってしまったのですが、その方は「やっと海が綺麗だと思えるようになった」と言っていて、その時にうっかり綺麗と言ってしまったのが・・。
スタッフ :
では最後にこれからapFJや他の団体さんへのボランティアに参加しようと考えている方へのアドバイスを何か頂けますか。
佐藤さん :
私は関東に住んでいるので、全然被災地とは比べ物にはならないのですが、(当時)怖い思いをして、何かしたいという気持ちが芽生えて・・。
現地の人が「最近顔がこわばらなくなった」と言っていて、このようなふれあいという活動を拡げる事が大事なのかなと感じました。

■ 佐藤さんが参加されていた「杜の都チームドルフィンドリーム(岩手県宮古市)」さんのボランティア募集情報はこちら

杜の都チームドルフィンドリーム(社団法人 IDTAセラピスト協会)
http://www.idta.jp/