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ap bank x ETIC. 右腕派遣プログラム
第三期プロジェクト
2014.1.17更新
地域と連携し、交流プロジェクトを通じたまちづくりを担う
ゆりあげ港朝市プロジェクト(名取市)
テーマ |
まちづくり、コミュニティ再生 |
---|---|
主な活動地域 |
宮城県名取市 |
受入団体 |
株式会社プラットフォーム閖上 |
WEB(外部リンク) |
http://on.fb.me/13e3Lk5 |
申込は終了致しました。ご応募ありがとうございました。
活動サマリー
【背景と目的】
名取市閖上(ゆりあげ)地区は、津波で全ての都市機能を失った。被災住民は震災後、市内に5つある仮説住宅に散在している状況である。住民団体の調査によると戻りたいと思っている者は4割に満たないとも言われている。更に地区外への転居も進めば、地区としての復興は困難な局面を迎えるだろう。現在、居住地の再編問題も起っているが、地域雇用の創出も重要な課題である。そこで、本事業では、「ゆりあげ港朝市」と連携し、地域雇用を継続的に創出していく事を目指す。また、各市民団体と連携して、市民事業としての復興まちづくりも推進していく。
【方法】
継続的な雇用創出の活動
- ・「ゆりあげ港朝市」の施設の管理と入居店舗(魚屋、八百屋、飲食店、等々)のテナントミックスを行い、良好な施設空間を整備(管理運営委託事業として)する。
- ・ネット通販事業を開始し、店頭販売との連携による販路の拡大とクラウドファンディングによるマーケティング調査を行う。
市民事業としての復興まちづくりの活動
- ・閖上地区に震災前よりあった、コミュニティ団体の活動支援を行う交流プロジェクトを立ち上げる。
- ・住民が地区のまちづくりに関わる拠点施設を整備する。そこに、「閖上まちカフェ」を移転し、生活再建支援プロジェクトを行う。
業務内容
【事業全体の成果】
閖上地区における、震災後の第一号の民間主体の施設(商業施設)としての意味合いより、事業が軌道にのれば、追従する事業体が多く現れている可能性が高い。また本地区は、一次産業・二次産業・三次産業に関する従事者が地区内に集まっている利点を活かし、ネット通販事業を軸として商品開発・展開を行い、「YURIAGEブランド」を確立する。
【右腕が担当する交流プロジェクトによる効果】
地元住民が傷つき頑張りが利かない状況の中で、外部からの人材が自由な発想と身軽さで、交流プロジェクトの企画運営をしていただくことで、より柔軟で強固なつながりと協力体制が生まれることを期待する。
【右腕に期待する業務内容】
閖上地区に震災前よりあった、コミュニティ団体と協力した交流プロジェクトのマネジメント
交流プロジェクト例
- ・語り部事業(地元の人に講師になってもらい活躍の場を作る)
- ・食文化伝承事業(漬物、郷土料理(魚、野菜)、等)
- ・名取の昔話伝承事業(国際交流協会の協力で、英語、中国語等でも可能)
- ・漁師小屋事業(市場で買った魚介類でバーベキュー等の実施。船大工実演)
- ・閖上まちカフェ支援事業(生活再建に関する情報発信、子ども達との復興まちづくりワークショップ等行う)
条件
- ・活動期間:12ヵ月以上
- ・活動地域:宮城県名取市
- ・活動支援金:150,000円~200,000円/月(委細面談)
→受け入れ団体より支給 - ・生活支援:宿泊場所あり、現地交通費支給あり、食事現物支援あり
- ・その他:右腕終了後、改めて団体と雇用関係を結んだ上で業務継続する可能性あり
リーダーからの想い
現在被災者は、居住地や二重ローン等様々な問題を抱えている。今後、閖上(ゆりあげ)再興が希望の光となり、名取市民の心のふるさととして存在し続けるようにしていきたい。また、今春再建予定の「ゆりあげ港朝市」は、被災地で一番海岸壁に近い本格的商業施設である。何もなくなってしまった被災地で、先陣をきり、復興していく姿を内外に力強く見せていきたい。
もちろん、朝市だけを再興するのではない。市外、県外、海外からもお客さんが集まる交流拠点にしていきたい。名取は、空港が近く、また仙台港にフェリーも発着しており、多様な交流が期待できる。地元主体の活気あるプロジェクトをみんなで育てていきたい。
しかし、地元の被災した人たちは傷ついている。自助での頑張りが利かない。エネルギーのある人の力を借りて、共助/公助の精神で、なんとか勢いよく事業をスタートし軌道に乗せたい。
こんな人を待ってます!
- ・事業運営上のさまざまな困難、試行錯誤、方向転換などに柔軟に向き合い、自分自身の糧と考えられるような方。
- ・さまざまな地元関係者や支援者とコミュニケーションを取ることを楽しめる方。
- ・明るく健康で元気がある方。
- ・車の運転ができる方。
- ・常に前向きに物事を考える事ができる方。
- ・クリエイティブな活動ができる方。
代表者紹介
櫻井広行氏(株式会社プラットフォーム閖上 代表取締役社長)
1977年3月 早稲田大学商学部卒業
1977年4月 株式会社仙台水産入社
1990年3月 株式会社仙台水産退社
1990年4月〜 櫻井水産入社(ゆりあげ港朝市協同組合参加)