ap bank x ETIC. 右腕派遣プログラム

第三期プロジェクト

2013.9.19更新

相双地区における復興課題の整理と市民協働体制構築による産業創出

復興支援センターMIRAI(相馬市)

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テーマ

地域の担い手育成、産業再生

主な活動地域

相馬市および近隣行政区

受入団体

復興支援センターMIRAI(運営:NPO法人相馬はらがま朝市クラブ)

WEB

http://www.facebook.com/somamirai(外部リンク)

募集終了
申込は終了致しました。ご応募ありがとうございました。

活動サマリー

【背景】
福島県浜通りは、津波被害のみならず放射能による甚大な被害を受け、地域のコミュニティとともに沿岸漁業をはじめとしたあらゆる産業が崩壊しました。これに伴い、放射能の不安の中での生活再建や育児の悩み、事業を復興しようにも店舗や取引先を確保できないという課題、防災情報や復興に関わる制度等の行政情報が行き届かない、というような、自立して生活していく上での問題が未だ山積みです。とくに原発以北は交通インフラも寸断され、復興は困難を極めます。

ほとんどの生産物に関して自由に市場へ流通させる許可を得られず一次産業は低迷、従来の原料が使用できないうえ風評被害で販売も立ち行かず二次産業も低迷、インフラの壊滅に伴い三次産業も低迷している現状で、大きなハンデを背負った六次化を成功させる資金力とノウハウを持った事業者は少なく、今後この土地を支える産業が見出せない状況です。

また、復旧工事や除染作業員などの需要から求人数は増加傾向である反面、生活の先行きが見通せないことから新たな定職に就きづらいという住民の本音が存在します。統計上では高い求人倍率でも、業種ごとに見れば建設や看護士などが引き上げているのみで、事務や製造に関しては減少を続けていることから、長く続かない職業による見せかけの倍率であることが見受けられます。
保証金や賠償金の制度が比較的早くなくなることが予想される浜通り北部は、失業率とともに自殺率等の上昇も懸念され、対策が必要と言えます。

さらに、次世代に委ねる産業が喪失することで若年層の流出が見込まれ、放射能被害も相俟って急激な過疎化が予測されています。次の世代のために土地を支える事業者たちと次の世代を担う若者たちが意見を交換・共有するとともに、市民と行政との協働の機会を構築し、新たな産業を創出することが相双地区で今必要な方策です。

【プロジェクト概要】
■事業者同士のマッチングによる新たなブランドおよび新たな産業の創出
地元事業者・市民団体・支援者・行政・地元学生・メディア等が集い、相双地区の産業や生活における現状の共有と地域の将来を話し合う場「そうま未来づくりミーティング」の毎月開催(現在は隔月開催)を実施し、現状を整理するとともに、必要なマッチングを行うことで新たなブランドの開発や製造・販売手法の確立を促します。

■住民同士または住民行政間の情報インフラ構築
大手ICT企業のバックアップによる定期的なセミナーやワークショップの開催(現在は月1回開催)により、WEBサイトやEC導入を促進しICT化を図る。土地全体のICTの底上げに努め、避難により散り散りになっている市民が、事業者や行政機関から必要な情報を必要なタイミングでキャッチできる仕組みを作ります。また、相馬市内の仮設住宅(相馬市・南相馬市・浪江町・飯舘村より約4500名が避難)を全戸訪問する「NPO相馬はらがま朝市クラブ」のリヤカー隊の仕組みを利用し、導入されているICTシステムのアドバイスを特に高齢者に向けて実施します。

■相双地区における実情の発信および双方向コミュニケーションの構築によるファンの拡大
インターネットまたは各種媒体を使用した相双地区の情報を県外へ発信するとともに、観光ツアー客やボランティアのSNS等による取り込みを行います。また、旅館や交通機関に対する観光ツアー等のコンサルティングを行い、県外と相双地区とのタッチポイントの増強を図ります。

■売場の提供と販路の拡大
復興支援センターMIRAIで運営するコミュニティレストラン「報徳庵」の販売スペースを提供し、新たなブランド商品の販売機会を創出。また、新ブランドおよび新たな産業に関する販促活動を事業者とともに実施またはコンサルティングを行い、その定着に努めます。

業務内容

《期待する成果》
事業者・市民・行政など様々な地元住民と密度の濃いコミュニケーションを行い、これから相双地区で事業を展開するうえで頼れる存在となること。また、成果物のクオリティには常にこだわり、一つ一つきっちり結果に結びつけること。

《具体的な業務内容》
■相双地区における住民および事業者のニーズ・課題を整理
⇒住民ヒヤリング等のマーケティング調査による掘り起しを行う

■将来的に地元を支えられる産業モデルのプランニング
⇒「そうま未来づくりミーティング」の企画運営

■情報インフラの整備
⇒事業者に対するWEBサイト作成、EC構築の支援セミナー・ワークショップの企画運営
⇒相双地区の全事業者に関するデータベース作成・更新および発信

■事業者が手掛けるブランドの販売サポート
⇒地元に設置する売場(「報徳庵」「道の駅」等)の商品管理
⇒販売データを基にした商品に対するコンサルティング
⇒販路拡大に向けたイベント・量販店等への営業活動

条件

  • 活動期間:12カ月以上
  • 活動地域:福島県相馬市および近隣行政区
  • 活動支援金:170,000~190,000円/月(委細面談)
    →ap bankよりETIC,震災復興リーダー支援基金に支援しております。
    →ETIC.震災復興リーダー支援基金とプロジェクト側より支給
  • 生活支援:宿泊場所有り、現地交通費あり、現物手当あり
  • その他:両者合意の上、継続雇用の可能性あり

リーダーからの想い

震災より2年が経過し、「ヒト・モノ・カネ」から「ヒト・コト・シクミ」の支援が重要となる時期になりました。コミュニティを構築する活動から運営をする活動へ、必要な物資を集める活動から生産するための基盤を作る活動へ、ボランティアスタッフを派遣する活動から雇用を創出する仕組みを生成する活動へと、ニーズに合わせて支援のフェーズを移さなければなりません。過酷な状況で暮らす選択をする人々が本当に必要なことは、その人たちに寄り添って初めて理解できること。しかし、その解決策を見出すためには、外部からの客観的な目線や発想が必要です。このプロジェクトでは、その発想を具体的に造形し、相双の未来に希望をもたらします。

こんな人を待ってます!

  • 【ベンチャー志向】
    常に前向きでチャレンジ精神が旺盛な人
  • 【コミュニケーション能力】
    人が好きで、人と話すことに抵抗がなく、セルフマーケティング力が高い人
  • 【応用力】
    自分で考えて行動できる人
  • 【柔軟性】
    グローバルマインドとダイバーシティ力を兼ね備え、地元目線で物事を考えられる人
  • 【向上心】
    新たな知識を欲し、自ら成長することができる人
  • 【創造性】
    夢を描き、楽しみをとことんまで追及できる人

ap bank / ETIC.の担当スタッフから一言

準備中

代表者紹介

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高橋永真(NPO法人相馬はらがま朝市クラブ 理事長)

親戚の営む水産加工会社に25年勤務後、2007年に独立し、水産加工会社「センシン食品」を経営する。津波により工場が被災、現在は仮設住宅に居住しつつ、仮設住宅リヤカー支援事業等で60名を超える現地雇用を実現した「NPO法人相馬はらがま朝市クラブ」の理事長として活躍中。