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ap bank x ETIC. 右腕派遣プログラム
第二期プロジェクト
2013.6.13更新
自分の気持ちに目を向けよう、こころのつながりが未来をつくる
未来志向型高校生インターンシッププログラム
テーマ |
地域福祉、こども・教育 |
---|---|
主な活動地域 |
宮城県石巻市、東松島市 |
受入団体 |
ユースサポートカレッジ石巻NOTE |
WEB |
http://switch-sendai.org/(外部リンク) |
申込は終了致しました。ご応募ありがとうございました。
活動サマリー
石巻や東松島地区においては、中高生の人口が仙台市圏域に比べ少ないものの、震災後の影響から不登校や抑うつ状態になっている生徒が多くなってきている。
平成23年度の宮城県の高校生の就職率においては、震災後の積極的な働きかけにより好調ではあったが、長期スパンで捉えた場合の被災地の状況を考え、早期 に体制づくりを行っていくのが望ましい。現在、既存の機関で、すべての地域を網羅していくのが難しい状況にあり、支援機関の増設は必要かと思われる。支援 団体のスタッフが疲弊してきている。
先の見えない長期の支援に対する不安感などもあり、こころの健康に関するサポートが必要となってきている。復興住宅への移住などを境に、住民が孤立化しな いよう新たな支援が必要となってくると予想される。沿岸部の被災地における若年者のこころのケアがより一層必要となっている。その影響もあり、ひきこもり 状態にある若年者の支援が急務である(就学・就労)。実際、仮設住宅から出てこない若年者の現状の相談を受けている。
元気になっても、働く場所がないという若者が、市外もしくは県外流出してしまう現状からも、復興の担い手となる若者が町を離れてしまうことを懸念している。(30歳以下の65%が被災地3県から県外流出している現状)
しかし、その一方では、再開した水産加工会社には、求人を出しても人がこないと、雇用のミスマッチが起こっているが一向に改善の見込みがされないまま震災から2年が経過した。
そこでユースサポートフューチャーセンターいしのまきでは、高校生を対象に次の3つのプランを軸に既存のスタイルにはない小規模かつ個別支援体制のユース サポートセンターを設置し、教育・行政・福祉・企業と連携を図りながら、本人の強みを活かした丁寧な働きかけを行っていく。
- 思春期世代は不調のサインに気付けないのでギリギリまで我慢してしまう⇒こころを学ぶワークショップを実施
- 居場所での生活ベースができると、逆に社会へ飛び出すことが怖くなる⇒自分らしさを発揮できるプログラム体系で生き抜く力を身につけ復学支援を行う
- 自分に合った働き方を見つけることが自己効力感につながる⇒就労支援においては、地域の産業を学ぶ機会を提供すること(夏期・冬期中学・高校生イン ターンシップ)で、将来的には、若い人々が地元で就職し、地域の復興へ貢献しながら活躍できる場になるようまた、若年者が圏外へ流出することを防止する役 割も担うことを目指す。
将来的には、新しいスタイルの体験学習やインターンシップを視野に入れつつ、被災地沿岸部一帯を支援活動エリアとし、アウトリーチを含めた継続性のある支援活動にしていくことを目標とする。
業務内容
《期待する成果》
医療や福祉などの分野の専門性を重要視するものではないため知識や経験は問いません。というよりも、そういった垣根を越えた人財を、わたしたちは求めてい るのです。とにかくひとが好き!そして、多様性や柔軟性を持って参加していただける方は大歓迎です。また支援活動のなかで、みなさん自身の強みを活かしプ ログラムに参加してほしいため、趣味で活動している分野を存分に活かしてほしいと思っております(exスポーツ・音楽・アート等)
高校生向けのインターンシッププログラムでは、ご自身も学ぶ機会が多くあり、自己覚知の意味でも新しい自分自身をみつめる作業のひとつになるのではないかと思います。
《業務内容》
- ・法人の活動に関連する各種研修・学会に参加
- ・日常活動のひとつでもある各種プログラムにサポーターとして参加(マイクロソフト若者UPパソコン講習、WRAP、CBT等)
- ・「こころの体験学習」サポーターとして中学校での授業補助
- ・ 高校生向けインターンシッププログラムにおけるサポーターとして活動
(企業訪問や学生へのサポートが中心)スタッフ一緒にとチームで活動します。 - ・インターン先の職場開拓、インターンプログラム体験プランの構築サポート
- ・高校生のメンター役
条件
- ・期間:12ヵ月以上
- ・勤務地:宮城県石巻市
- ・活動支援金:100,000~150,000円/月(委細面談)
→ap bank Fund for Japan支援金をETIC.震災復興リーダー支援基金を通じて支給 - ・生活支援:住宅手当あり(3万円)、現地交通費支給あり
- ・その他:継続雇用の可能性あり
リーダーからの想い
当初は、精神障がい者の就学・就労支援活動を中心に行ってきたが、利用されている方々の声を聞いていくと、多くが思春期にこころの不調を感じたり、病気になったりしていることがわかった。
いまの日本は、5人に1人がこころの不調を感じる時代となり、国民全体でこころの健康に向き合っていかなければならない。彼らの思いが、わたしたちの活動 の原点にもなっている。学生のときに良き理解者や支援者に出会っていれば学校を卒業できたかもしれない、働くことができたかもしれないという思いを聞きな がら、ダイバーシティーの観点から、未来ある若者へ、多様な生き方を応援するサポートを行っていこうと決意した。
震災から2年、3年と経過していく過程で、町が未来へ向かって進化していくというより、むしろ震災以前よりも退行してしまうことを危惧している。
昔のようなコミュニティではなく、もっと未来志向型のまちづくりを地域の若者と一緒に歩んでいくことが必要となる。そのためには、地元の企業を元気にする ことが優先課題であり、若者の力が必要であると考える。わたしたちは、ひとと「つながること」が、みなさんを支え毎日を豊かにくれることと考え、日々の活 動の軸にしている。
こんな人を待ってます!
- ・専門の資格や経験は問いません。
- ・自ら課題に気づき、企画・提案できる方
- ・新しい環境に柔軟に対応できる方
- ・魚が好きな方
医療・福祉の専門分野の垣根を越えた人財が、この分野においてイノベーションを起こすことを目標としています。わたしたちは、そういったビジョンを持って活動をしていこうとしております。「本気」で取り組むチャレンジ精神を持った方を、わたしたちは歓迎いたします。
ap bank / ETIC.の担当スタッフから一言
準備中。
代表者紹介
高橋由佳氏(特定非営利活動法人Switch 理事長)
二輪メーカー勤務兼レーシングカートドライバー、結婚、離婚、専門学校職員、大学(通信)、独立行政法人非常勤、精神科病院非常勤、現在NPO法人理事長(精神保健福祉士、産業カウンセラー、職場適応援助者(ジョブコーチ)。
モータースポーツ、マリンスポーツ、ウインタースポーツ全般が趣味であったが、3年前エンデューロレース練習中に転倒し大腿骨複雑骨折の重傷を負い職をリ タイア。車イスの生活を強いられる。リハビリを続けながら歩ける状態まで回復し、自ら法人を立ち上げ、被災地支援のボランティアを続けながら法人の代表と して活動中。